内気な人の七つの習慣
第三の習慣「重要事項を優先する」
こんにちは。内気な布留川です。
今週は、『7つの習慣』の第三の習慣は「重要事項を優先する」です。
私たちは日々、やらなければならない用事や、他人からの期待に追われ、あっという間に時間が過ぎてしまいます。特に内気な人は、他人の顔色をうかがったり、世間の「正解」に合わせようとしたりして、自分のエネルギーをすり減らしてしまいがちです。
限られた時間の中で、私たちは何を一番に優先し、どう生きていけばいいのでしょうか。今回は、この第三の習慣について、内気な人ならではの視点で5つの記事にまとめてみました。
① 手帳の真っ先に「余白」を書き込む
第三の習慣では、1日24時間を「バケツ」に例え、本当に重要なこと(大きな石)から先に入れないと、どうでもいいことでバケツが埋まってしまうと説かれています。
世間では「人脈づくり」や「スキルアップ」を優先しがちです。しかし内気な人は、孤独と内省からエネルギーを得ます。手帳の真っ先に「誰ともあわず、好きな本を読んだりノートを開く時間」をブロックし、それを最優先事項とする生き方をする。
その好きな本が「スキルアップ」に役立たない漫画でも絵本でも詩集でもなんでもいいのです。
AIが出てきてから「どれだけ効率よくたどり着く」ことが「優先」事項になりつつあります。でも、ホリエモンが「無駄」と切り捨てる中にこそ、大切なものがあるのかもしれない。 私は、野に咲く花の名前を知っている人が好きです。
② 一週間単位の計画で思い出す、大切なこと
「時間管理がうまくいかないのは、自制心が足りないからだ」と内気な人は自分を責めてしまいがちです。 しかし、コヴィー博士は、本当の問題は自制心ではなく「自分自身の最優先事項が、心と頭に深く植え付けられていないことだ」と述べています。
その対策として「一週間単位」で自分の役割に対する計画を設定してみることを博士は勧めています。
人はいろいろな役割をこなしています。会社員、夫、父親といった役割。あるいは複数のプロジェクトを抱えているかもしれません。それぞれの役割単位で行うべきことを考えてスケジュールを埋めていく。 そうすると目先のことにとらわれて、後回しにしていた大切なことを思い出します。
私は、施設に入っている母親にしばらく会いに行っていなかったことに気づきました。 明日、会いに行ってきます。
③ 他人の機嫌より、自分の機嫌を優先する
内気な人は感受性が豊かであるため、他人の顔色や不機嫌さを敏感に察知し、それを「今すぐ解決しなければならない緊急事態」として、自分の最優先事項に引き上げてしまいがちです。
しかし、そうやって顔色をうかがうことは、自ら相手のコントロール下にハマりに行くようなものです。
まずは自分のゴールやミッションを思い出し、「他人の感情の世話」を自分のスケジュールから外しましょう。そして、他人よりも自分自身の機嫌を取る時間を優先するのです。
たとえ性格が地味であったとしても、あなたの人生の主人公はあなたであり、他人は脇役にすぎないのですから。
④ AIへのデレゲーション
私たちに与えられた1日は24時間しかなく、自分の時間は限られています。 そのため、自分が設定したゴールに近づくために「本当に重要なこと」だけに集中し、それ以外の「自分ではなくてもできる業務」は人にお願いすること(デレゲーション)が大事だと第三の習慣では説明されています。
内気な人は、人に気を遣ってしまうため、このデレゲーションが大の苦手です。ですが、AIに何でも任せられる時代になり、その心理的負担は激減しました。今や私たちは、相手の顔色をうかがうことなくAIを思う存分酷使することができます。
そういう意味では、内気な人が生きやすい世の中になったのかもしれません。 しかし、それによって人と接する機会が極端に減ると、楽だからとそのまま自分の殻に完全に閉じこもってしまう懸念があります。
『幸福論』を書いた哲学者バートランド・ラッセルは、「幸福な人は、自分自身ではなく外の世界に興味を持ち、その興味を通して他人と結びついている」といった趣旨のことを述べています。
同じ興味や価値観を持った仲間と、気軽に話せる時間を作ること。 内気な人は、この「ささやかな交流」も、スケジュール帳の最優先事項に入れておいたほうがいいとは思いませんか。
⑤ 効率化の罠
ベストセラー『限りある時間の使い方』の中で、著者のオリバー・バークマンは「効率化の罠」について書いています。
たとえば、メールを素早く返せば、相手からさらに多くの返信がきて対応に追われることになります。効率を上げてスキマ時間を作ったとしても、私たちはそこにまた新しい「やるべきこと」を詰め込んでしまい、結局タスクにはきりがないのです。
近年、AIの目覚ましい発展によって、私たちの「やれること」や「やりたいこと」の選択肢は爆発的に増えました。しかし、これもまた恐ろしい「罠」かもしれません。選択肢が増えれば増えるほど、私たちの思考やエネルギーは分散してしまうからです。
歴史上、偉大なことを成し遂げた人たちは皆、毎日3〜4時間は誰にも邪魔されず、一つのことに没頭する「集中時間」を確保していました。 内気な人は、あれもこれもと並行してこなすマルチタスクは大の苦手です。しかしその反面、一つの世界に深く潜り、圧倒的な集中力を発揮する能力には長けています。
だからこそ、私たちは自分が本当にやるべきことだけに集中しなければなりません。
「AIは、自分が深く集中する『静かな時間』を確保するためだけに使う」
あれもこれもとAIに手を出して忙しくなるのではなく、そんな大胆な割り切りこそが、これからの時代には必要なのではないでしょうか。
第三の習慣を一言で言うと、時間管理において「緊急ではないけれど、重要なことを優先する」というのが要旨です。 本の中には、この「重要なこと」の項目の中に「自己啓発(自分磨き)」も書かれていました。
ですが、世の中には、「もっと社交的になれ」「もっとアクティブに行動しろ」というメッセージが溢れています。しかし、内気な人がそうやって「外向的な誰か」になろうと自分を変えることに必死になると、限りある大切な時間を失ってしまいます。
私は、しゃべるのが苦手で、若い時は「話し方教室」に通ったりもしましたが、何の役にも立ちませんでした。 一対一の時はともかく、大勢の場では一言も口を挟むことができず、帰り際に「あれ、いたの」と言われることも多かったです。
それは今も変わっていません。生きづらいですが、もう仕方ありません。
「今の自分のまま」で、どうすれば心地よく生きていけるかを工夫していくしかないと思っています。 無理に自分を変えることは諦めましょう。 そのほうが、きっと豊かな人生を味わえるはずです。
サブスタックを始めた頃に投稿したポエムを「Soano Yui|お絵描き農家は道具屋になりたい」さんがSuno(音楽生成AI)で歌にしてもらえました。Soanoさんありがとうございます。
コンプレックスについて書いた、「今の自分でいい」という歌です。人のいない場所で、こっそり聞いてみてください。
「俺の名はマイナス」
さて、ここまで一週間ごとに、 第一の習慣「主体性を発揮する」 第二の習慣「目的を持って始める」 第三の習慣「最優先事項を優先する」 と書いてきました。これらは、『7つの習慣』において「依存状態」から「自立」するまでのプロセスでした。
来週からは、いよいよ「相互依存」、つまり「人間関係」がテーマになってきます。
引っ込み思案の私ですから、人間関係について語れるほどのスキルは持ち合わせていません。ですが、だからこそ「内気な人が頑張らなくてもやっていける方法」を書いていけると思っています。
また、水曜日には「自己肯定感があがって、今後の人生のゴールを明確にするゲームのような方法」も公開予定です。そちらも楽しみにお待ちください。


ヨッシーさんリスタックありがとうございます。😊